神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2019年2月14日 エリアトップへ

鶴見神社氏子青年会の会長に就任した 鈴木 吉太郎さん 鶴見中央在住 45歳

公開:2019年2月14日

  • LINE
  • hatena

重み糧に立つ”憧れ”の先頭

 ○…「肩に、ずしんと重みがきた」。1975年の結成から44年。5代目会長を預かった気持ちだ。偉大だった歴代の会長たち。肩を並べられるか、不安もある。「これまでみたいにはいられない」。副会長、会長代行として見てきた前会長の背中を思い、身を引き締める。

 ○…鶴見小、鶴見中、生粋の地元っ子。土地柄もあってか、子どものころから大の祭り好き。鶴見神社の神輿もずっと見てきた。「揃いの半てんを見て、俺もああなりたいって思っていた」。実は憧れだった存在。仲間入りは意外に遅く、30歳のときだった。潮田神社の祭りで前会長の小山征満さんと出会い、誘われた。それまでは区内各地区はもとよりフリーで各地を担いでまわっていた。「まさか会長になるなんて思いもしなかった」

 ○…普段は鶴見中央の寿司料理店・鈴よしの2代目として腕をふるう。高校卒業後、修行を経て、20代前半で跡を継いだ。母、弟と店を切り盛りする。3人の息子たちも料理人を目ざし奮闘中。神輿好きで、青年会のメンバーでもある。「どちらも強制していない」と言いつつ、「嬉しい」と照れる親心。「野球やればユニフォーム、神輿やれば半てんやふんどし。いつも4人分洗濯する奥さんは呆れている」と一笑する。

 ○…各地に担ぎに行こうと提案し、「義理ごとだから、一年だけとはいかない」と、たしなめられた若かりしころ。神社の名前が入った半てんの重みが、改めて背筋を正させる。伝統の田祭りに、神輿パレード、夏の天王祭、節分に七五三…年間行事は多い。「模範になるように、重圧と戦いながら成長したい」。今年成人の7人を含め、54人の新生・青年会の船出。「みんなで漕げば、鶴見川くらい越えられるでしょ」。筋の通った大将が、仲間とともにまちを盛り上げる。

鶴見区版の人物風土記最新6

池田 茂さん

青少年指導員として、インターネットの安全な使い方講座の講師を務めた

池田 茂さん

鶴見中央在住 60歳

3月28日

冨樫 剛一さん

2月から横浜F・マリノスユースの監督を務める

冨樫 剛一さん

横浜市出身 52歳

3月21日

池原 繁尊さん

塗装会社を営み、ボランティアで母校潮田小学校のすべり台の塗装を行った

池原 繁尊さん

仲通在勤 42歳

3月14日

上野 誠也さん

横浜国立大学大学院の名誉教授で、無人探査機「SLIM」の月面着陸に貢献した

上野 誠也さん

66歳

3月7日

根本 久さん

寺谷地区で緑化整備を進める住民団体「花と緑の会」の代表を務める

根本 久さん

寺谷在住 76歳

2月29日

井上 愛美さん

めぐみ助産院に勤め、同院の子ども食堂の発起人として活動する

井上 愛美さん

寺谷在勤 37歳

2月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook