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鶴見区 人物風土記

公開日:2019.02.21

3月に行われるつるみクロッシングの中心として活動している
伊藤 新さん
馬場在住 71歳

好奇心で広げる世界

 ○…多言語での情報提供、日本語学習支援など、多文化共生のまちづくりの拠点となる国際交流ラウンジ。同館の交流部会・コーディネーターとして様々なイベントを企画。振袖体験に風呂敷活用術、サンバワークショップなど、イベントは多岐に渡る。「折角鶴見に来たから文化を知りたい人は多いし、逆もしかり。相互に楽しめるものを」

 ○…鶴見へ来たのは40年前。「多文化の国と聞いていたが、馬場に住んでいるとあまり実感が沸かなかった」。知らない世界を覗いてみたいと退職後、すぐに同ラウンジのボランティア説明会に参加。長年、広告会社でマーケティングの仕事をしていたこともあり、イベント企画提案や当日の段取りまでお手のもの。「この前初めて落雁を食べたら、その美味しさに驚いて」。母国のことでもまだ知らないことは多い。「新しい発見もあり、自分たちもちゃっかり楽しんでる」とにやり。

 ○…別の顔は三ツ池公園ラジオ体操会の講師。早朝4時半からウォーキングし、6時半から講師として体を動かすことが習慣。20年ほど前、足に大けがを負い、リハビリがてら区内を歩き始め、三ツ池公園で行われていたラジオ体操に出会う。最初は全く興味なかったが、1度だけと参加してみるとこれが面白い。「ちゃんとやると汗もかき、深い動き」と熱く語る。研究し、講習会にも参加した。「興味を持つと、知らずのうちにどっぷりハマっている」と笑う。

 ○…「多文化な企画や交流ができるのは色んな国のコミュニティがあるから」。鶴見という土地ならではの利点を実感する。今後の野望は様々な団体を巻き込み、企画の規模を大きくすること。「次は何をしようかとわくわくしている」。茶目っ気たっぷりの笑顔で世界をつないでいく。

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