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鶴見水上消防出張所長として水上消防救助隊をまとめる 小倉 宏文さん 大黒ふ頭在勤 45歳

掲載号:2019年5月23日号

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広い視野で強い部隊を

 ○…横浜港の安心・安全を守るため、新たに発足した水上消防救助部隊をまとめる。「歴史に残る部隊編成に携われることは光栄なこと」とまっすぐな表情。腕には、中央部に青色で「よこはま」と書かれた同隊の証である隊員章がきらりと光る。「全員が誇りを持つことで、強い部隊編成につながるはず」

 ○…山口県出身。幼少期に川で溺れ、一命をとりとめた経験などから消防に強い関心を持つが、なかなか思うようには行かず、一度は東京の証券会社に就職した。21歳の時、地下鉄サリン事件の車両の一本後に乗るという経験をした。「少し時間が違えばどうなっていたか。救助隊の活躍を見て、やはり人を助ける仕事がしたいと強く思った」。市消防局へ入庁。初配属の鶴見署の後、特別高度救助隊や海上保安庁など6部隊以上経験し、昨年、現在の出張所へ。「厳しいこともあったが、辞めたいと思ったことは一度もない。何かあると、見返してやろうと思う。根っからの負けず嫌い」

 ○…妻と3人の子どもの5人家族。平日は遅くなることもしばしば。その分、休みの日は家事にも勤しみ、家族そろってのドライブも欠かさない。「思えば休みの日の方が忙しいかも」と冗談交じりに笑う。

 ○…「大切なのは経験の引き出しと決断力。引き出しの数を増やすのに必要なのは人脈」。これまで経験した部隊の人員とは今でも交流し、隊をこえた合同訓練なども行う。「井の中の蛙にならないように、他の良い所を吸収して活かしたい」。水上消防救助部隊は、これからが本番だ。「艇の規模など、改善すべき点もある。現場の意見をどんどん上へ伝えて良くしていき、強い、他の目標となる部隊になりたい」。広い視野を持つ出張所長が、強い気持ちで先導していく。

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