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公開日:2019.06.27
三ツ池公園
プール運営休止に
老朽化による漏水で
神奈川県は、県立三ツ池公園の今シーズンのプール運営を休止するとこのほど発表した。プールに水道水を供給する管から漏水が発生したことが原因と見られている。県は、「来年度の利用再開に向け取り組む」としている。
三ツ池公園のプールは、25mと幼児用2つの計3つ。毎年7月第二土曜日から8月末まで運営し、利用者数は、過去3年の平均で1万6300人に利用されていた。
漏水は、今シーズンの運営準備を進めていたところ、5月中旬に、プールへ水道水を供給する管から複数個所発生していることが判明した。
県と公園を管理する指定管理者の三ツ池公園パートナーズが緊急調査を行ったが、全ての漏水箇所の特定ができず、早期の補修が困難な状況になったことから、運営中止を決めた。
通常点検は、2カ月に一度行われており、3月実施時には問題は見られなかったという。漏水発生時の漏水量は1分間で約100リットル以上にも及んだ。現在は水を止めているという。
約60年が経過
原因は、水道施設の老朽化による損傷と見られている。3つのなかでも一番古い25mプールは、1961年に整備され、約60年が経過していた。
今後は、全ての漏水箇所の特定を急ぎ、修繕の程度を見積もる。三ツ池公園は、「近隣幼稚園や小学校の子どもたちにとっては夏休みに遊べる貴重な場所だった。楽しみにしていた皆さんには申し訳ないが、ご了承頂きたい」と話し、県は「予算も時間も必要なことなので明確には言えないが、来シーズンの利用再開を目指したい」としている。
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