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鶴見区 社会

公開日:2019.08.01

商大生、行政課題に解決案
区が提示 学生目線で知恵

  • 審査員を前に解決案をプレゼンする学生

 横浜商科大学(小林雅人学長)=東寺尾=で7月27日、学生による行政課題解決のための「鶴見まちづくり政策コンペ」があり、鶴見区から出された9つの課題について学生らが解決策を競い合った。

 区と包括連携協定を締結する同大が、授業の一環として2016年から実施。審査員には、地域でまちづくり活動に取り組む団体の代表者らを招いている。

 今年の課題は「地域防災の担い手として大学生・大学ができることは」「若年層の投票意識を変えるには」「訪日外国人への鶴見観光PR手段」「区のマスコット『ワッくん』を通じた魅力発信」「『食べきり協力店』の区内加盟店を増やすには」「『大学×図書館ブランディング』コラボ企画」「地域防災力向上のため、学生消防団員の活動内容はどうあるべきか」「福祉の担い手としてボランティアを増やすには」「振り込め詐欺等の特殊詐欺を撲滅せよ」の9項目。

事例示し提案

 当日は、11クラスの各代表チームによるプレゼンテーションと、全74チームのポスターによる発表があった。

 「ボランティア増加」をテーマに、代表プレゼンで最優秀に輝いたチームは、希望者と団体・施設のマッチング会を提案。千葉県船橋市であった事例なども提示しながら、有用性をアピールした。

 開館40周年を機に、コラボ企画を募った鶴見図書館の木下豊館長は、「学生目線のアイデアは新しい発見があった。ぜひコラボを実現したい」と今後の展開に期待した。

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