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公開日:2019.11.14

キリン緑地
国交大臣賞の栄誉
「今後の模範」と高評価

  • 受賞した高架下緑地



 キリンビール(株)横浜工場前を走る横浜環状北線と岸谷生麦線の高架下にあるキリン緑地がこのほど、(公財)都市緑化機構による「屋上・壁面緑化技術コンクール」で、国土交通大臣賞を受賞した。高架下という特殊な環境を克服する技術などが評価された。





 コンクールは、同機構が地球温暖化や生物多様性の保全のための緑化推進を目的に実施するもの。国交大臣賞は、土木・建築計画などの視点から技術が高く、今後の模範となる最も優れた作品におくられている。





 今回の受賞団体は同工場と横浜市、首都高、内山緑地建設(株)の4団体。





450mの緑道





 キリン緑地は、北線整備にあたりキリンが一部売却した土地を活用。横浜市と首都高、キリンの3者が管理協定を締結し、売却により不足した工場立地法における緑地面積率を補うため、市内では初めて同法の敷地外緑地制度を利用してキリンが整備した。





 総面積は約1・8ヘクタールで、延長約450m、幅員は約40m。同工場内の歩道やビオトープなどを含めると、約1Kmにおよぶ緑道になる。昨年1月から一般開放され、近隣住民のオープンスペースとして親しまれているという。





植栽は50種超





 日の当たらない高架下という環境のため、陰性植物などを中心に植栽。日照条件の良い部分には高木・中木も配置し、種類は50種を超える。雨が降らないという難点は、スプリンクラーを配置するなど工夫している。





 維持・管理を行う同工場は、「高架下特有の無機質で暗くなりがちなイメージを払拭できた部分を評価してもらった」と受賞を喜んだ。

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