鶴見区版 掲載号:2019年11月14日号 エリアトップへ

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鶴見区長・森健二×鶴見区歯科医師会・佐藤信二 トップ対談 全世代で歯と口の健康づくりを推進中

掲載号:2019年11月14日号

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歯の健康について語り合う、森健二鶴見区長(左)と鶴見区歯科医師会の佐藤信二会長。区民の”健口”のため、さらなる協力を誓った。
歯の健康について語り合う、森健二鶴見区長(左)と鶴見区歯科医師会の佐藤信二会長。区民の”健口”のため、さらなる協力を誓った。

 近年、健康へのさまざまな影響が証明されつつある「歯の健康」。鶴見区も地元歯科医師会の協力のもと、区民の”健口”を守る事業を展開している。いい歯の日(11月8日)にちなみ、森健二区長と鶴見区歯科医師会・佐藤信二会長が、歯と口の健康について語り合った。

動脈硬化、心筋梗塞、肺炎の原因にも

 森 平成31年4月1日に「横浜市歯科口腔保健の推進に関する条例」が施行されました。

 この条例では、区民のみなさんも、歯の健康についての知識や情報を得るようにし、検診を受けるなど歯やお口のケアに取り組みましょうと責務がうたわれています。

 「歯なんてちゃんと一日3回磨いているよ」と思う方もいると思うのですが…

 佐藤 「普段しっかり磨いているから大丈夫」という人に、むし歯や歯周病が見つかることは少なくありません。

 むし歯や歯周病は放置すれば全身に影響を及ぼす怖い病気です。特に、歯周病は糖尿病の悪化や動脈硬化、心筋梗塞、気管支炎や肺炎、妊娠中の早産や低体重児などの原因になることが知られています。

 森 鶴見区は心疾患や脳血管疾患の死亡数が、全国と比べると多いのです(標準化死亡比)。これらは歯周病とも関連のある病気ですよね。しっかり取り組む必要があると思います。

 保健活動推進員と区が協働で実施している「歯っぴいライフ講座」では、歯周病やオーラルフレイル(全身が虚弱になる前の段階で、歯の衰えが起きるというもの)について伝えるほか、歯周病リスクチェックやブラッシング実習を行っています。

 佐藤 参加者の反応はいかがでしたか?

 森 歯周病ですでに歯がなくなっている参加者もいました。そういった方からは「もう少し前に知りたかった」という声が聞かれていました。

 佐藤 歯周病は細菌の感染によって引き起こされる炎症性の疾患です。

 歯と歯肉の溝のブラッシングがうまくいっていないと歯垢がそこについたままになり、歯肉に炎症を起こしたり、歯周ポケットとよばれる歯と歯肉の溝が深くなり、歯を支える骨を溶かしたりして、やがては歯が抜けてしまいます。

 歯の喪失の原因の一位は歯周病です。成人の7割が歯周病にかかっているといわれます。

 森 7割ですか。7割の方は歯をなくさない、歯周病を進行させないことが大事ですね。どのようなことが大切ですか?

 佐藤 一番大事なことは、かかりつけ歯科医へ年に2回以上定期健診に行くことです。歯科衛生士によるプロフェッショナルケア(歯科医院での歯石とり等)でお口の状態を一度リセットし、毎日のセルフケア(歯磨き等)を行って下さい。

 歯の表面には自分たちではわからないネバネバしたバイオフィルムという細菌の集団が増えていきます。バイオフィルムは、むし歯や歯周病の原因でもあり、抗菌薬も効かないためプロフェッショナルケアが必要なのです。

 森 歯周病は進行すると怖いですね。異常がないように見える若いうちから歯医者に行く習慣をつけたいですね。

 佐藤 最近は手術や抗がん剤治療などを受ける前に、歯科医院でのお口のケアやむし歯や根の治療を患者さんにお願いしている医療機関が増えています。

 お口の中をきれいにしておかないと、全身麻酔で気管内挿管をする際に、口の中の細菌が気管に入って肺炎になったり、傷が治りにくいなど、入院期間が長引いたり最悪の場合は命にかかわる状態にもなりえるからです。

 森 口の中の状態が全身にも影響を与えるのですね。

 毎日のセルフケアでは何か気をつけることはありますか?私は職場に歯ブラシだけでなく、2種類の歯間ブラシを置いていて、週に1回は掃除するようにしています。

 佐藤 すばらしいですね。歯によって合う歯間ブラシのサイズは違いますから、使い分けていただくとよりきれいになると思います。

 区長のように、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使って、ブラシが届かないところの汚れをきちんととることが大事です。汚れが残りやすい部分は意識して磨きましょう。

 健診に行った際には歯科医院でみなさんのお口に適した磨き方を教えてもらいましょう。

 森 洗口液でのうがいはどうですか?

 佐藤 お口のリフレッシュにはいいですね。しかし、歯の表面にこびりついた汚れを磨き落とすには、手動であれ電動であれ、ブラシをきちんと歯にあてることが大事です。

 さきほどバイオフィルムの話をしました。キッチンのぬめりをイメージしてほしいのですが、ヌルヌル、ネバネバは水で流すだけでは落ちませんよね。

 森 なるほど、わかりやすい例えです。

 佐藤 それから、朝、起きた時の歯磨きも大切です。寝ている間に唾液の分泌が減り、口の中はたくさんの細菌が繁殖している状態で、一日の中で一番汚れているといってもいいすぎではありません。飲んだり食べたりする前に、こうした汚れをぜひ落としてほしいと思います。肺炎などの予防にもなりますよ。

 森 市では歯周病検診を実施しています。この検診は歯周病の状態を見るのが目的なので、歯石除去やブラッシング指導は含まれていません。しかし、40・50・60歳の方はワンコイン(500円)、70歳の方は無料で受けられる魅力的な事業です。

 佐藤 そうですね。この検診は研修を受けた横浜市歯科医師会の会員医療機関で実施していますので、ぜひこのご年齢に該当される方は利用していただきたいです。受診者のほとんどが、ブラッシングの指導や歯周病治療を要する状態でした。

 森 歯の状態に気づくいい機会ですね。

 佐藤 妊婦さんを対象とした妊婦歯科健康診査も実施していますね。

 森 はい、妊娠中に1回利用できる健診です。鶴見区の妊婦さんはこの妊婦歯科健康診査を3割しか受けていません。受診券が母子健康手帳交付時にお渡ししている健診券綴りに入っています。生まれてくれる赤ちゃんのためにも、ぜひ活用していただきたいです。

 佐藤 赤ちゃんから高齢者まで、歯は食べる、話す、笑う、歌うなど、いつまでも元気に生活するために欠かせませんからね。

 森 たしかに、歯が抜けると外に出るのもおっくうになる気がします。

 区では「Come Come(かむかむ)元気大作戦!」として、子どもから高齢者まで、むし歯、歯周病、オーラルフレイルの予防の取り組みを行政以外の関係する団体さんとも連携しながら展開しています。

 佐藤 取り組みにより、鶴見区民の歯と口の健康についての意識や健診行動が上がることを期待しています。

 森 学校を卒業すると職場でも歯科健診はありません。「歯医者には痛くなってから行く」というのではなく、予防がとても大事という認識をみなさんがもってくれるといいですね。

◆以下の画像をクリックかタップするとPDFが開きます。

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鶴見区×鶴見区歯科医師会「いい歯の日」特別企画

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kenko-iryo/kenkozukuri/shika/shishubyo/list/top.html

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