下野谷町の3丁目、住宅街の一角に近隣住民の憩いの場となっている「なごみスペースみよし」がある。
同スペースは、毎週第一、第三水曜日にお茶会、第二、第四水曜日にカレーランチを提供しているほか、講師を呼んでリンパセラピー教室などのイベントも企画。玄関に入ると、人懐っこい看板犬のルカが出迎える。
区内に住む井上博子さんが2年ほど前、クリーニング店だった3階建ての実家の1階を開放する形でスタート。幼い頃に感じた深いご近所付き合いが、今は少なくなっていると感じていた井上さん。開設の目的は、助け合いや見守りの役割も果たす多世代交流の場を作ることだ。
高齢者の見守り
下野谷周辺には、一人暮らしの高齢者も多いという。近隣在住の女性は「前からの知り合いもいるけど、ここがなければこんなに話をすることはなかったと思う」と話す。実際に、姿を見せなくなった高齢者の見守りにつながったケースもあった。
井上さんは「父も亡くなって、元気のなかった母も、今では本当に楽しそう」と笑顔を見せる。
最近は近隣小学校の子どもたちが、放課後、ルカに会いに訪れてくれるようになった。井上さんは「宿題スペースの作成も検討中。子どもや子育て世代の人たちにももっと知ってもらいたい」と話した。
ランチ、お茶会、教室は有料。詳細、問い合わせは井上さん【電話】090・1839・8700。
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