横浜市が児童福祉法に基づき、各区に一カ所、整備を進めている児童家庭支援センターが、このほど鶴見区内にも設置された。
同センターは、子育てや家庭、学校のことなどについて、親や子が相談できる児童福祉施設。
相談員や臨床心理士などの専門スタッフを置き、必要に応じて児童相談所や区役所といった行政機関とも連携しながら支援にあたる。状況により一時預かりや宿泊で対応する場合もある。
「居場所」の経験もとに
施設名は「つるみらい」。市内16カ所目となる施設で、運営は市の認可を受けた特定非営利活動法人サードプレイス(須田洋平代表)が行う。
サードプレイスは、区内で子どもの居場所づくりなどを進める団体。新型コロナウイルスの影響で休止していた寺尾地区センターでの居場所は、6月から縮小版で再スタート。年間約50回の開催で、計3年間、小学生を中心に延べ4200の子どもたちを見守ってきた実績を持つ。
「出会った子たちも、それぞれの困りごとを抱えていた。サポートが必要でも、自分たちが公式に受けられないジレンマがあった」と代表の須田さん。児童家庭支援センターの運営者となることで、そうした子どもたちを切れ目なく支えられるとして、認可獲得へ動いたという。
利用者の対象は、市内に住む18歳未満の子どもと、その家庭。里親やファミリーホーム、地域住民からの相談も可能。
相談は電話、来所、訪問で受け付ける。来所と訪問は要事前予約。受付時間はいずれも月曜日〜土曜日の午前10時30分〜午後7時(祝日と年末年始除く)。
須田さんは「しっかりと受け皿になれるように活動していく」と話している。
■こども家庭支援センター「つるみらい」鶴見区鶴見中央4の7の15の403(京急鶴見駅徒歩3分)【電話】045・503・3633
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