NPO法人鶴見川流域ネットワーキングの中の部会の一つである鶴見川貝殻浜生物調査隊が主催する「鶴見川生麦河口水族館」が7月24日、みその公園横溝屋敷=獅子ヶ谷=で開かれた。
同調査隊は生麦河口干潟「貝殻浜」付近に生息する生き物を定期的に調査。堤防を強化する護岸工事などの際に、情報提供するなどの活動をしている。
毎年、ゴールデンウィークやお盆の時期に川に入って行う生き物の観察会を実施していた。
しかし、今年は新型コロナウイルスの影響で開催中止となったため、代替案を模索。換気の良い横溝屋敷で生き物を展示する同企画に至った。
地元の行事に喜び
当日は、同調査隊が前日に捕獲したチチブ、テッポウエビ、マハゼなど、貝殻浜に生息する生き物約20種類を展示。じっくり観察してもらおうと、好きな生き物の絵を描く企画もあった。
北寺尾在住で母親と訪れた6歳の男の子は、気に入ったヤドカリのイラストを夢中で描いていた。母親は「今はコロナで乗り物に乗ることに抵抗があるため、地元のイベントは嬉しい。生き物が好きな子なので楽しみにしていた」と笑顔を見せた。
調査隊のスタッフは「身近な地域の生き物に触れ、川を大切にしてほしい。川が綺麗になればより様々な生き物が生息できる」とし、同屋敷の新田弘子館長は「喜んでくれて良かった。できるところからやっていきたい」と話した。
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