岸谷小学校6年生が考案し、地元商店が開発した和菓子とパンがこのほど完成し、1月20日から販売が開始された。商品コンセプトや値段設定なども提案した児童たちは「活動を通し岸谷を活気あふれるまちに」と話す。
商品の開発は、6年生が取り組む総合学習の授業で実現したもの。今年度は「自分の未来を」という単元で職業について学習。地域の産業調査や就職説明会の開催などを重ね、仕事とは何かを考え続けた結果、「幸せになるためにする」という結論にたどり着いたが、もっと深く仕事について学びたいと商品開発にいたったという。
デザインに値段設定も
開発に協力したのは、岸谷の和菓子店「盛光堂」とパン店「ベルエポック」。6年生全員がグループにわかれ、チームごとにコンセプトづくりからデザイン、材料、原価を考慮した値段設定などを提案した。
商品化にいたったのは、各店が実際に販売できると判断した和菓子1点とパン2点の3商品。盛光堂に採用されたのは、「日本文化」をテーマに、魅力ある和菓子の継承をコンセプトにした「きしやうさぎ」。シンプルなうさぎの焼き印が特徴のまんじゅうで、りんごの果肉入りの白あんを包んだ。
ベルエポックに採用されたのは、りんごといちごにカスタードをサンドしたクロワッサンと、笑顔のデザインが印象的なフルーツたっぷりのヨーグルトクリームを包んだパンの2商品。いずれも「食べて笑顔になる」をテーマやコンセプトにすえたという。
和菓子は通年販売。パンは学校内での予約販売で対応中で、2月末までの期間限定となる。
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