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鶴見区版 公開:2021年12月2日 エリアトップへ

旭小学校 20年前の思い出を開封 120周年の記念式典も

教育

公開:2021年12月2日

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カプセルから出てきた手作りの校舎の模型を手に記念撮影する当時の児童(上)、クラスごとに記念品を分けた
カプセルから出てきた手作りの校舎の模型を手に記念撮影する当時の児童(上)、クラスごとに記念品を分けた

 旭小学校=北寺尾=で11月27日、20年前の創立100周年の際に全校児童で封入したタイムカプセルの開封式が行われ、出席した当時の児童130人と教職員らがそれぞれの思い出を受け取った。また同日には、創立120周年の記念式典もあった。

 タイムカプセルは、当時の学校長・宮田光子さんと、PTA会長・菊地身知子さんらが中心となり企画したもの。児童個人がクラスごとに思い出の品を封入していた。

 カプセルは当時6年生の父兄だった神尾義明さんがステンレスで製作。80周年時に校庭に埋めたカプセルが、10年後に開封した際に雨などに侵食されていたことから、埋めずに校舎内に保管されてきた。

泡盛、杏酒で乾杯

 当日は、当時の1年生から6年生だった児童130人が出席。20年が経ち、子ども連れで来校する姿もあった。担任教諭なども訪れ、1年生を受け持っていた現潮田小学校の小泉博史校長らも駆けつけた。

 開封は、児童代表の川本啓介さんが実施。クラスごとに思い出の品がわけられると、一斉に「懐かしい」などと声が上がった。

 当時3年生で集めていたポケットモンスターのシールを入れたという男性は、「正直カプセルの存在を忘れていたが、久しぶりでワクワクする」と笑顔。1年生だった女性は「母からの手紙が入っていた。とても嬉しい」と喜んだ。

 開封式では、この日のためにと20年間保管してきた泡盛のほか、カプセルの中から出てきた、校庭にあった杏の木の実を漬け込んだ杏酒も振る舞われた。

 宮田さんは、封印式の日も晴れていたと振り返り、「20年後の皆さんに会えて嬉しい。これから未来の国を作るのは皆さん。豊かな人生を歩んで」とエールを送った。

 カプセルにあった思い出の品は、来年3月30日まで学校で保管される予定という。

児童、地域住民らがお祝い

 旭小学校(益子照正校長/児童数744人)は、20世紀最初の年となる1901年4月18日、神奈川県橘樹郡旭村立高等旭小学校として創立。今年で120周年を迎えた。

 コロナ禍、記念式典の開催は直前まで悩んだというが、規模を縮小し、飲食を伴わない形で実施。児童の式典では、各教室にいる状態で、放送などを使いながら120歳の誕生日を祝った。

 森健二鶴見区長をはじめ、学区内の町会長ら来賓を招いた記念式典では、創立百二十周年記念事業実行委員会(熊本篤嗣実行委員長)が、記念品として、学校に200インチのスクリーンを寄贈。そのスクリーンを使い、児童らが出演した120周年記念の映像を鑑賞した。

熊本委員長(左)から益子校長に目録が手渡された
熊本委員長(左)から益子校長に目録が手渡された

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