鶴見警察署の署長に就任した 片山 真さん 区内在住 59歳
守るため、できること全て
○…署員約350人が勤務する鶴見警察署をまとめる役についた。3度目の署長職となるが、鶴見の地は初めて。「人口も多い。やりがい、刺激があるはず」。就任して初めに署員へ伝えたのは「区民目線」だ。「区民が何を恐れていて、何をしてほしいのか、そこを常に考えることが大事」
○…小田原市出身。大学生の頃に警察官を目指すように。「正義感が強かった。他にはあまり考えなかった」。警察官になり、様々な部署を渡り歩いた。警備を担当したAPEC首脳会議では、過酷な場面もあったが、一つひとつ丁寧に対応してきた。「人命にかかわること。最悪の事態に備え、やれることは全てやらなければ」。神奈川県庁など、3度の出向も経験し、外側から客観的に警察組織を見てきた。必要性を感じたのは「情報発信の強化」。初の署長職となった秦野署では、同署のツイッターを開設し、事件情報などスピード感を持って伝えた。「鶴見でも開設する予定。署員だけでは限界がある。情報を得ることで、区民にも、自ら身を守ることを意識してほしい」と呼びかける。
○…妻と3人の子を持つ。長男は警察官。「受験すると聞いた時はやっぱり嬉しかった」と父の顔。趣味は大学生から始めたテニス。「地元では仲間と。こっちにきてからはできていなくて」。休日は区内の散歩。「海も山も川もある。歩いて知っていきたい」
○…大切にしたいのは、チームワーク。「警察官の仕事は一人でやっているように見えるかもしれないが、実際は仲間同士で助け合い、フォローし合っている。そうしないと役割が果たせない」。良い組織づくりを意識する。「誰もが安全で安心して暮らせるまちに」。高い志を持って、署の先頭に立つ。
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