横浜東ロータリークラブ(長戸はるみ会長)がNPO法人難民を助ける会とNPO法人国境なき医師団(MSF)日本へウクライナ支援金として計100万円の寄付を行った。5月20日と27日に西区のホテルで行われた同クラブの例会で目録が贈呈された。
心のケアも
「困ったときはお互いさま」という日本の善意の伝統に基づき、1979年に設立された難民を助ける会。難民や災害支援、地雷・不発弾対策など活動は多岐にわたる。ウクライナ支援は同国西部の修道院や隣国のモルドバへ避難した難民へ支援物資などを提供。堀江良彰理事長は「家族が分離されており、戦争が長期化するほど心のケアも必要になる」と現状を話し、「寄付は現地への支援に使いたい」とした。
研修、医療列車での搬送
国境なき医師団は、1971年、医師とジャーナリストによってフランスで設立。50年にわたり、世界中で医療・人道援助活動を行い、活動の現場で目撃した人道危機を社会に訴えている。
27日の例会では、MSF日本の村田慎二郎事務局長がZoomでウクライナでの支援活動などを紹介。国内各地の病院へ必要な医療物資を提供するとともに多数の負傷者への対応に備え、現地の医師へ研修を実施。患者の医療列車での救急搬送なども行っているという。MSF日本の川手治子さんは「活動を理解した上で寄付をして頂き、ありがたい」と話した。
長戸会長は2団体とも友人などとつながりのあった団体とし「目に見えるところにと思った。コロナで動けなかった分還元できれば」とした。
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