鶴見リトルシニア(佐藤雄樹監督)が、2月から4月上旬に行われた日本リトルシニア中学硬式野球協会主催の「南関東支部春季大会 神奈川ブロック予選」で上位に進出し、8月8日から北海道で開かれる東日本選抜野球大会への出場を決めた。同チームにとって9年ぶりとなる全国大会に向け、選手たちは最後の練習に汗を流している。
同チームは1982年創立で今年で40年を迎える歴史あるチーム。鶴見区内で唯一のリトルシニアで、土日祝日は専用マイクロバスで千葉県のグラウンドに赴き、練習に汗を流す。主に上の宮、寺尾、生麦、末吉中学校などの生徒が所属。選手と監督の距離が近い指導でチームの連携をとる。
今回9年ぶりの出場となる東日本選抜野球大会は、関東や東北、北海道、信越から16チームが参加する。各支部大会で上位の成績を収めるなどして、支部の推薦で出場が決まる。今回同チームは南関東支部春季大会神奈川ブロック予選でベスト8の好成績を残し、同支部の推薦を得た。
関東大会への出場枠を掛けて44チームが争った神奈川ブロック予選。同チームは、初戦で横浜青葉と対戦。最終回まで同点の白熱した試合の中、2点を勝ち越し 7対5で勝利。3回戦の瀬谷戦も最終回まで1点差の競った展開を、自慢の守備で何とか守り抜き 、5対4で勝利を収めた。準々決勝まで勝ち進み、強豪の中本牧を相手にコールド負けを屈したが、ベスト8の成績を収めた。佐藤監督は「例年は守備を中心に守り勝つ野球をしてきたが、今年は打撃の強さがあり攻防一体で勝てる」とチームを評価。競った試合は落とさないことも魅力と語る。
「最後に笑えるように」
東日本選抜野球大会に向け、佐藤監督は「優勝が目標。大きな大会なので、すごい選手が沢山いる。上には上がいることを直接見て、勝ち負けだけでなく、今後の努力につなげてほしい」と語る。選手を指導する中で、野球ノートの内容が具体的になってきていることからチーム全体の成長も肌で感じている。
主将で、捕手を務める深美陸斗選手(中3)は「最後の大会になるので優勝を目指す。夏の予選大会では負けてしまったこともあり、自分たちの力を最大限発揮して、チーム全員で笑って終わろうと決めた」と大会に向けて力強く意気込む。
同チームの初戦は9日。北海道の苫小牧西リトルシニアと対戦する。
鶴見区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>