鶴見区仏教会による関東大震災100回忌法要が8月31日、馬場にある徳雄山建功寺(枡野俊明住職)で行われた。
死者、行方不明者が10万人を超えた関東大震災。鶴見区周辺でも多くの犠牲者が出て、同寺には地域有志が発起人となって建てられた慰霊碑がある。
当日は、同会所属の20の寺院から住職ら25人が参加。本堂と慰霊碑の前で読経し、犠牲者を追悼した。
同会の野澤隆規会長=「人物風土記」で紹介=は、「毎年各寺院で追悼を行っているが、100回忌ということで合同で行った。多くの方が犠牲になったことを忘れず、これからも供養していきたい」と語った。
また、同会ではこのほど各寺院に非常食を配布。これは市仏教会が横浜市と大規模災害時に施設提供する協定を6月に結んだことによるもので、野澤会長は「災害時に住民の方のお役に立てるよう、仏教会として何ができるのか、区と相談しながら取組みを進めていきたい」と話した。
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