鶴見区 文化
公開日：2022.11.10
上の宮自治会
住民に災害用トイレを配布
「自治会員への還元に」
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出雲会長（前列右から２番目）と自治会役員ら
上の宮自治会（出雲春江会長）がこのほど、同自治会加入の全世帯向けに災害時などに使える「緊急用組み立て式トイレ」１６００個を購入し、住民への配布を始めた。
同品は、段ボール式の簡易トイレで、災害や断水時などに水が無くても凝固剤を使って使用できるもの。これまでも消火器の使い方や炊き出し訓練を行うなど、地域の防災力強化のために様々な活動を行ってきた同自治会。今回は、コロナ禍で自治会主催のイベント中止などが相次いだ中で、「自治会員の皆さんに還元する気持ちで購入を決めた」と出雲会長は語る。購入には、（株）タウンニュース社が関わり、商品選定や搬入等を請け負った。
｢自助の大切さも伝えたい｣
住民への配布が始まった11月５日。受け取った住民からは「備えができて助かります」などの喜びの声が聞かれた。災害時だけでなく、アウトドアでの携帯用のほか、介護でも活用できるなど、「幅広く使えるので、有効に活用してもらえたら」と出雲会長。同品は住民に配布するほか、自治会館にも保管し、災害時に備えていくことにしている。
出雲会長は「避難時に必要な物を自治会や防災拠点で全て用意するのは難しい。共助はもちろんのこと、自助の大切さも啓発しながら、各家庭でもしっかり用意してもらいたい」と呼びかけた。
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