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公開日:2023.02.16

鶴見区予算案
子育て、多文化など推進
ICT活用で防災力強化も

 横浜市の2023年度予算案が発表され、鶴見区の来年度自主企画事業の概要も示された。事業費は今年度から約17万円減の1億982万4千円。市の中期計画に基づいた子育て施策や多文化推進、地域力の強化や区内経済・活力の向上、福祉のまちづくりなど、コロナ後も見据えた取り組みを進める。

 自主企画事業は、市民局の「個性ある区づくり推進費」の中に位置づけられ、地域の課題やニーズに迅速かつ、きめ細かく対応するためのもの。予算編成にあたっては、「いつまでも住み続けたいまち・鶴見」を目指し、施策推進に4つの柱を掲げた=表参照。

3つの重点事業

 30ある事業の中でも重点とするのは、「つるみDE子育て応援事業」と「多文化のまち・つるみ推進事業」「防災活動推進事業」の3つ。

 子育て応援事業では、地域の子育てに関する情報のきめ細やかな提供のため、鶴見区地域子育て支援拠点「わっくんひろば」のホームページに行政の子育て情報を整理、集約する。

 また、外国籍の人向けに多言語化も実施するほか、2次元コードを入れた名刺サイズのカードを作成し、HPへのアクセス向上を目指す。

 多文化推進では、外国籍区民が生活情報を気軽に入手できるようにするため、小中学校や保育園、店舗などに多言語のリーフレットなどをまとめたラックを配置する「情報発信拠点(仮称)」を区内30カ所程度で設置を進める。

 防災活動では、区本部と地域防災拠点の情報共有機能強化のため、各拠点にICT機器を整備して、画像情報などをタイムリーに共有する体制を整える。

 その他にも、まちの賑わいづくりのために、自治会町内会振興事業や商店街魅力発信事業などにも取り組む。

 予算案は開会中の横浜市会で審議され、3月16日に議決される見通し。

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