鶴見区 トップニュース政治
公開日:2023.04.13
市議選
28票差で当落分かれる
県議選は木佐木氏が返り咲き
統一地方選挙の投開票が4月9日に行われ、鶴見区選出の市会議員7人、県議会議員3人が決まった。市議選では無所属の井上桜氏がトップ当選。県議選では自民党の川崎修平氏が3期連続のトップ当選を果たした。市議選は最後の議席が28票差で決まるなど大激戦となったほか、日本維新の会の柏原傑氏が初当選。県議選では、共産党の木佐木忠晶氏が返り咲きを果たした。市議選の投票率は40・78%と前回から微増した。
井上氏、トップ当選に驚き
定数7の市議選には、現職7人、元職1人、新人2人の10人が立候補する混戦となった。
トップ当選となった無所属の井上氏(58)は、開票所の鶴見スポーツセンターで状況を見守った。得票数に驚きを見せつつ、「有権者の既成政党への不信の受け皿として投票していただいたのでは。重く受け止め、これからも市民に最も身近な市政を実感してもらえるよう頑張っていきたい」と抱負を語った。
公明党の尾崎太氏(57)は、付添犬の普及や小児医療費助成制度の18歳までの拡充などを訴え、4期目の当選を決めた。自民党の山田一誠氏(46)は妊産婦・乳幼児の災害対策の推進などを訴え、前回から2000票以上を伸ばして2期目の当選。共産党の古谷靖彦氏(51)は不登校の対策強化や特別支援の充実を訴え、4期目の議席を確保。新人で日本維新の会の柏原氏(37)は市民の声が届く議会改革などを訴えて初当選。自民党の東美智代氏(57)は物価高対策やコロナ後の循環型経済を訴え、2期目の当選。そして、最後の議席は、住民の暮らしの安全・安心を守るための施策などを訴えた自民党の渡邊忠則氏(58)が議席を死守した。
次点は立憲民主党の有村俊彦氏(53)。市民の声が届く議会改革などを訴えたが、わずか28票差で及ばなかった。元小学校教諭で無所属、新人の青島正晴氏(67)や、国民民主党の元職、足立秀樹氏(52)も票を伸ばしきれなかった。
川崎氏は3期連続トップ
現職3人に元職2人が挑む構図となった県議会議員選挙。
日付が変わる頃に当選確実の報に触れた自民党の川崎氏(44)は、支援者らと当選を喜んだ。3期目に向けては「身を引き締め、県民、市民の安全安心を守るため、災害に強いまちづくりに引き続き汗をかいていきたい。また、コロナ禍で疲弊した経済の立て直しにも尽力したい」と抱負を語った。
公明党の鈴木秀志氏(70)は5期20年の実績や「小さな声に寄り添う政治」を訴え、6期目の当選を決めた。そして、最後の3議席目には共産党の元職、木佐木氏(38)が滑り込み、返り咲きを果たした。
元職で日本維新の会の榎並正剛氏(54)は約1000票差で次点となり、2期目を目指した立憲民主党の爲谷義隆氏(49)は議席を守れなかった。
市議選では新人、県議選では元職が新たに議席を得る形になった今回の統一地方選挙。区内の投票率は前回と比べて微増となったものの、 市全体の平均は下回った。
市議選では前回より0・17ポイント増の40・78%で、市内18区中15番目。県議選は0・18ポイント増の40・64%となり、無投票の3区(西、南、緑)を除く15区中13番目だった。
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