鶴見区 スポーツ
公開日:2023.05.25
フジマキック所属
岩谷選手がチャンピオンに
大会MVPも受賞
タイ国政府観光庁が認定するムエタイ大会「スックワンキントーン」のアマチュア大会がこのほど行われ、区内小野町のフジマキックムエタイジム所属の岩谷将平選手(15)が60kg級の新チャンピオンに輝いた。
立ち技最強と名高いタイの国技ムエタイ。体重別で争われた今大会は約200人が参加。60kg級は8人のトーナメントで争った。
岩谷選手は4歳から空手を習い、小学校3年生から同ジムに所属。中学1年からはムエタイ一本に絞り、練習に取り組んできた。
昨年は同大会の50kg級で初優勝し、今大会は階級を上げての参戦。60kg級では最年少として出場し、「上の相手にチャレンジをする気持ちで大会に挑んだ」。
準決勝では得意のキックを活かすファイトスタイルを崩さず、迎えた第2ラウンドでは身体を一回転させて空中でキックする「アクセルキック」と呼ばれる技が決まり、KO勝ちを収めた。練習中でも滅多に行わない大技での勝利に本人も驚いたそうで、「とっさの判断で体が動いた」と笑顔を見せた。
決勝戦では相手の顔にキックが入るなど両者激しい打ち合いに。最終的に判定まで進み、攻撃の手を休めなかった部分が高得点となり、判定勝ちでチャンピオンの座を射止めた。
また、階級優勝と階級内最年少での参加などが評価され、大会MVP賞も受賞した。
プロの道へ
2階級制覇でさらに自信を付け、プロへの転向を目指す岩谷選手。「今までプロ選手を見てきて頑張ろうと思ってやってこれた。今度は自分が憧れの存在になれるように、周りへの感謝を忘れず練習に取り組みたい」と意気込みを語った。
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