(株)ヤマヤ土建=獅子ケ谷=代表取締役の山谷朋彦さん(61)がこのほど、建設事業関係功労者等国土交通大臣表彰を受賞した。(一社)横浜建設業協会の会長も務めるなど、長年にわたり業界の発展に寄与してきた功績が認められたもので、今年の総合建設業分野での受賞は神奈川県内で唯一の受賞となった。
この大臣表彰は、国土交通省が毎年、建設事業関係の発展に尽くした個人や団体を「総合建設業」や「不動産業」「道路事業」など11分野で表彰するもの。今年は全国から230人、2団体が受賞した。
山谷さんは2011年にヤマヤ土建を継ぎ、6年前から横浜建設業協会の会長、そして(一社)全国中小建設業協会の理事も長年務める。「手帳が協会の仕事で埋まってしまい、会社の仕事ができない」と苦笑いするが、今回の受賞は長年にわたる業界発展への功績が認められた形だ。「大変名誉な表彰で身の引き締まる思い。ただ、受賞できたのは会社や協会の皆さんの協力のおかげ」と語る山谷さん。
市内300社以上の建設業者が所属する横浜建設業協会は、横浜市と協定を結び、地震や台風など自然災害で道路の倒木などが発生した際に応急処置に出動するなど、地域の安全・安心に貢献。
また、コロナ禍では感染拡大防止のため、会員企業の従業員がワクチンを打てるよう1000人規模の職域接種の実施を同業界として県内で唯一実施した。
山谷さんは「会長職も今年で6年目。担い手不足を解消するための働き方改革の推進、行政との連携など、取り組むべき課題も多い。誠心誠意、感謝の心を忘れず、今後も市民の安全・安心を守り、横浜の建設業が発展していけるよう尽力していきたい」と語った。
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