鶴見区 トップニュース経済
公開日:2023.09.28
鶴見区基準地価
住宅、商業底堅さ鮮明
工業地市内1位の上昇率
神奈川県は9月20日、土地取引価格の目安となる基準地価格(7月1日時点)を発表した。鶴見区では住宅地が2・1%、商業地が2・6%上昇し、コロナ禍の下落から堅調な推移を見せた。また、工業地は7・5%と市内1位の高い上昇率となった。
鶴見区内の調査対象は住宅地10地点、商業地7地点、工業地1地点。
住宅地の1平方メートルあたりの平均価格は27万800円で、前年比となる平均変動率は2・1%(前年1%)。区内で最も上昇したのは、JR鶴見駅から徒歩10分ほどの「寺谷2丁目1690番4」で、3・3%の上昇率。次いでJR南武線矢向駅近くの「矢向3丁目232番6」が3・2%。その他の東寺尾や平安町、上の宮などの対象10地点全てでプラスの上昇率を示した。
横浜市内の住宅地では、近隣の神奈川区が3・7%と市内1位の上昇率、次いで港北区3・6%と続き、全ての区で上昇。市全体では2・5%の上昇率となった。
鶴見区の住宅地の堅調な推移について、(一社)神奈川県不動産鑑定士協会理事の松原壮太郎さんは「区内では、駅から遠く山坂の多いエリアが少し低い上昇率のため、全体では近隣区より緩やかな上昇に見えるが、駅に近く利便性の高いエリアは需要に供給が追い付かないほど人気となっている。今後も底堅い上昇基調にあると思う」と分析する。
また、商業地でも住宅地と同様の傾向が見られ「矢向6丁目131番3」が4・6%と最も上昇し、「鶴見中央4丁目16番3外」が3・2%で続いた。市内全体では5・3%上昇した。
そして、工業地では、「末広町1丁目1番42外」が7・5%と市内1位の上昇率に。松原さんは「横浜北西線の開通などでアクセスが向上した影響で今後も高いニーズが続く」と語った。
都道府県が調査する基準地価は、毎年9月に公表。今回は県内927地点が対象になった。
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