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鶴見区 社会

公開日:2023.12.07

バス事故でトリアージ訓練
消防署と市営バスが協力

  • トリアージ訓練を行う消防署員ら

 鶴見消防署は11月27日、横浜市営バスと連携した合同訓練を駒岡のバス折返場で行った。

 この訓練は、多数の負傷者が発生した交通事故への対応を目的としたもの。停車中のバスに反対車線から乗用車が衝突し、乗客と歩行者を巻き込み多数の負傷者が発生した想定で行われた。

 事故発生後、バスの乗務員は乗客の安全確保や非常ドアを活用した避難誘導を行い、119番通報などの手順を確認。

 そして、駆けつけた消防署員らはまず二次災害の危険を排除し、多数いる負傷者の緊急度と重症度を区分するトリアージを実施。搬送や治療の優先度を決め、医療機関への連絡対応や搬送する流れを確認した。

 訓練を行った鶴見署消防司令長の菊田潤也さんは「日頃からこのような訓練を重ね、災害時に迅速かつ適切に対応できるようにし、市民の命を守りたい」と話した。市交通局自動車部鶴見営業所の小川武志所長は「事故発生直後の対応次第で救える命も多い。バスの安全運転はもちろん、訓練の内容がもしもの場合に活かせるように乗務員らで共有していきたい」と語った。

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