意見広告・議会報告
数字で見る令和7年度横浜市予算 市政報告vol.19 予算を見て、この街の未来を考える 横浜市会議員 山田かずまさ
本年3月の横浜市会第一定例会(通称「予算議会」)で、令和7年度の予算が、議会の承認を経て成立しました。
市の基本的な行政サービスを賄う一般会計だけで1兆8000億円。その他、国民健康保険など使う目的が決まっている特別会計なども含めると、予算の規模は、トータルで3兆2653億円となっており、前年度比で約3%増の過去最大の規模となっています。
すぐ近くに、予算の総計17兆8497億円という「メガシティ」東京(なんと、スイスやスウェーデンの国家予算と同規模!)があるために目立ちませんが、横浜の予算規模は、政令指定都市では大阪に次ぐ2位。都道府県と比較しても、兵庫県や北海道と同じくらいの規模があります。
横浜市の予算は国家規模
世界的に見ても、モロッコなどの国家予算と同程度。人口370万人はジョージアやモロッコなど国々と同規模ですから、横浜市政を考えることは日本の1自治体でありながら、一つの国のあり方を考えるのと同じくらいの重みがあります。
この予算で、医学部を擁する1つの大学、3つの動物園、5つの病院、18の消防署、そして多くの子ども達が学ぶ517の市立学校の運営など、多種多様な行政サービスを行なっています。
私は子どもの頃、消防士や学校の先生、ドクターや動物園の飼育員など、みんなの暮らしを支える「街のヒーロー」に憧れていました。残念ながら私はヒーローにはなれませんでしたが、今、議会の一員として大学や動物園や病院の状況を調査し、その事業や予算について議論することで、ヒーロー達が存分に活躍し、市民の皆さんが安心してサービスを受けるお手伝いができることを嬉しく思っています。
さて、令和7年度は現職の山中竹春市長の任期が満了し、夏に市長選挙が行われます。子育て政策の拡充など評価できる部分もありますが、トップが強い気持ちを持って横浜市の未来、特に、これからの社会を担っていく子ども・若者が、安全に安心して学び生活していく環境を作っていくという点に大きな課題があると感じています。
皆様がしっかりと判断できるように、今後も市政の報告を続けてまいります。
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