かながわ県民活動サポートセンター(神奈川区鶴屋町2の24の2/かながわ県民センター内※横浜駅西口より徒歩5分)は、ボランティア活動を行う県民らの活動の場として、登録不要、事前予約不要、無料で利用できる「ボランティアサロン」を9・10階で運営している。ボランティアサロンは、個人・団体問わずボランティアを目的に活動する人が利用でき、会合のほか会報誌の作成等などが可能なように、印刷機・裁断機・紙折機等が用意されている。登録すれば、レターケースやロッカーも借りることができ、これまで多い時には、年間約13万人が利用してきた。
ところがコロナ禍を経て、利用者は以前の2割程度に。「コロナ禍でWEB上での会合が定着したことも要因の一つ」とボランタリー活動サポート課の齊木律子さんは話す。同センターはこのような現状を受け、昨年4月よりフリーwi-fiの導入、パーソナルワークスペースの試験運用を行ってきた。さらに、この4月からワークショップをサロンで開催できるようリニューアル。「発表やワークショップができ、50人まで入れる場所は市内でもなかなかない、と利用者には喜んでいただいています」(同課長・鈴木美保子さん)。オンラインミーティングが可能なパーソナルワークスペースも5席に増やして本格運用を開始し、これらを幅広く周知していくために、利用案内を記したリーフレットも作成している。
設立は、「ボランティア元年」の翌年、1996年
1995年に起きた阪神淡路大震災を受けて、各地から被災地を訪れ、食事の手配やがれきの撤廃など、個人での動きが活発となった。以後、ボランティア活動に馴染みのなかった多くの一般市民が、自発的に行動を起こすなど、日本各地で地域への奉仕活動や自分のスキルを活かしたボランティア活動が盛んとなり、1995年は「ボランティア元年」と言われている。
この流れを受けて、神奈川県でも、1996年にボランティア活動を支援する場として「ボランティアサロン」を開設。会合ができるフリースペースの提供や、ボランティア活動に関して相談ができる専門家の相談窓口も設置。またボランティアについての知識や必要なスキル等が習得できる講座「かながわコミュニティカレッジ」と連携し、ボランティア人材の育成などこれまで活動を広く支援してきた。
同課では「これからもボランティア活動をサポートをしていくために利用者と意見交換をするなどニーズを捉えて、今後も利用しやすいような施設作りを行っていきたい」と話している。
問い合わせは、【電話】045・312・1121へ(開館日/年末年始・施設点検日を除く毎日 開館時間/午前9時から午後9時※一部午後10時まで)。
![]() 拡充したパーソナルワークスペース
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