JR鶴見駅で6月11日、3者合同テロ対応訓練が行われた。
これは、8月に横浜で開催される第9回アフリカ開発会議に備え、JR東日本川崎統括センターと鶴見警察署、鶴見消防署の3者合同で実施し、連携強化と対応力向上を目的としたもの。
訓練には約100人が参加。通勤時間を過ぎた頃、鶴見線の鶴見駅到着直前に刃物を用いた傷害事件が発生したという想定。犯人は2人組で、車内で1人が刃物を振り回しながら大声で叫び、逃げる乗客を切りつける状況で、駅員が乗客を避難誘導しながら、さすまたでけん制した。
そして、駆け付けた警察官が犯人を取り押さえ、消防救護班が負傷者の治療や搬出を行った。
また、液体らしきものの入った容器が危険物の可能性があるとして、神奈川県警のNBCテロ対応専門部隊も出動して、容器を慎重に処理した。
訓練後に鶴見警察署の中西実署長は講評で、「駅のような人が多く集まる所はテロの対象になりうる。今回の合同訓練は貴重な経験で、今後も連携を強化していく」と話し、鶴見駅の折笠晃大駅長は「お客様の足として、電車を安心して利用いただくためにも今回の訓練が対応力の向上や、3者の顔の見える関係もできて良い経験となった」と語った。
![]() 専門部隊による対応訓練
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