鶴見区 教育
公開日:2025.06.26
被爆2世が平和呼びかけ
SFH附属中で講演会
市立横浜サイエンスフロンティア高校附属中学校=小野町=で6月20日、被爆二世の佐々木祐滋さんによる平和講演が行われた。
佐々木さんは、広島平和記念公園にある「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子さんの甥。貞子さんの話を全国での講演活動や音楽活動で伝えている。今回は、同校3年生が秋に研修旅行で広島を訪れることを機に、講演が行われた。
当日は約80人の生徒が参加。佐々木さんの父と叔母の禎子さんが「黒い雨」によって被爆した話や、貞子さんが当時は不治の病と言われた白血病を患ったことを知りながらも、最期まで千羽鶴に願いを込めて折り続けたエピソードなどが語られ、生徒たちはメモを取りながら真剣に聞く姿が見られた。参加生徒の1人は「科学は中立で悪にも善にもなる。科学者の卵として、世界平和のために科学をどう生かすか考えたい」と語った。
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