NPO法人WE21ジャパンかながわが運営するWEショップ六角橋店がこのほど、リサイクル活動「WE油田」のため、てんぷら油の回収を始めた。
これは、資源循環型の社会づくりを目指す同店が家庭で使用済みになった食用油を工場で精製し、車の燃料(バイオディーゼル)やせっけん、塗料などとして再び使えるようにする取り組み。回収方法は、家庭で使用済みの天ぷら油をふた付き容器に入れて持参、店頭に設置された専用のペール缶に容器ごと入れる。誰でも参加は可能だという。
国内で消費する食用油は年間約200万tで、そのうち一般家庭から廃棄される油は約20万tにのぼる。これらは、凝固剤などで固めるか紙で吸い取るなどした上で燃えるごみとして処理されるか、生活排水として河川に流され環境破壊の要因となっている。
同店では、「モノのリユースだけでなく、油もリサイクルできれば環境に良い。環境について考えるきっかけにしてもらいたい」と呼びかけている。
回収を始めてから約1カ月で、既にペール缶1個分が集まっている。
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