紫雲会 支援施設をリニューアル 障害者の自立講座実施へ
県内初の精神科病院「横浜病院」をはじめ、生活支援センターやグループホームなどを持つ公益財団法人紫雲会(須藤武彦理事長)は8月28日、障害福祉サービス事業所「ゆかり荘」=三ッ沢上町=の開所式を行った。
開放的な居住空間
ゆかり荘は精神障害者の自立支援施設で、前施設の老朽化に伴いこの度リニューアルされた。地上3階建てで、居室は27室。横浜病院や周辺病院の患者が最長2年入所でき、体験入所などに対応したショートステイ用も3室用意されている。壁の角は丸く施してあり、浴室やエレベーターはバリアフリー。広々とした食堂は明るく開放的で、各所で壁紙の配色を一部変えているなど、病院施設の枠にはまらないのびのびと暮らせる配慮も見られる。
居室料は無料で、光熱水費と食費(昼350円・夕230円)が実費。既に9月1日から新生活がスタートしており、「料理や掃除・洗濯ができるようになりたい」「金銭管理ができるようになりたい」といった患者が調理プログラムや生活講座などを受けている。
開所式で須藤理事長は「自立するのがまだ難しい人が不安なく生活できるよう、日常生活に欠かせないことをゆかり荘で身につけてもらいたい」と話した。
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