児童増加傾向にある横浜市立子安小学校(宮生和郎校長)は、2018年度に旧日産グランド=新子安1の36の1〜3=への移転を予定している。7月21日には、地域の会合で市教委担当者らによる現状での整備計画について報告があり、建設時に関する要望など様々な意見が交わされた。
子安小学校は現在、区内最多の950人(31学級)が通う。近年、大型マンションが次々と建設されていることもあり、10年前に比べ255人増加。現在は教室数が足らず、学校敷地内にプレハブ2階建て8教室の校舎を建てて授業を行っている状況だ。これに伴い、市は校舎の移転を決定。4月からPTAや学校区の町内会長らに整備計画について説明を始めている。
安全面に指摘も
町内会長らが集まる新子安まちづくり推進委員会(森田岩男会長)で21日、市教委担当者らが整備に関する検討状況について報告した。整備予定地は現所在地の約1・5倍の広さで、校舎は4階建てを想定。今年度中に基本・実施設計をまとめ、来年度に着工、2018年度開校予定で検討しているという。
これに対し、森田会長らからは「登下校中は工事車両を通らせないでほしい」などの要望が出た。市担当者は「意見を参考に今後検討を進めたい」としている。
宮生校長は「近隣中学校で運動会を開いたり、昼休みに学年交替制で校庭を開放するなど、子どもに負担をかけているので移転整備はありがたい」とする一方で「スクールゾーンの問題は大きい。安全に登下校できる環境を考えると、歩道橋の改善など課題は多い」と指摘している。
神奈川区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|