いじめの未然防止に役立てようと、神奈川区「横浜子ども会議」(交流会)が8月29日に子安小学校で開催され、区内7中学校ブロックの代表児童・生徒32人が、各校で実践する取り組みを発表した。
「横浜子ども会議」は、市が年間を通じて行っている、いじめの未然防止の取組の一環。子どもたちが主体となって「だれもが安心して生活できるよう、いじめの問題に向き合い、自ら解決しようとする子ども社会」を目指し、2013年から行われているものだ。18区ごとに開催する区交流会では、それぞれの中学校ブロックでの話合いや各校の年間の取り組みなどを発表し合っている。
今年度のテーマは「だれにとっても居心地のよい学校づくり」。子安小学校では、中学校ブロック会議を前に卒業生と6年生代表者、地域住民と話し合う機会を設けた。「ネット上のトラブルもいじめになるので使い方に気を付ける」などの意見があったという。
代表児童・生徒32人
神奈川区交流会には、7中学校ブロック(菅田中・栗田谷中・錦台中・松本中・神奈川中・六角橋中・浦島丘中)の代表児童・生徒32人が参加し、各中学校ブロックで話し合ってきた内容を発表した。会議に参加した神奈川中学校生徒会長の峯岸哲也さん(3年)は「いじめをなくすためには、他人との共通点を見つけることが大切だと思う」と感想を述べた。
会場では、「あいさつ運動」や学年の垣根を超えた「たてわり班」などの取り組みについて情報交換する姿も見られた。東部学校教育事務所の市村美穂子指導主事は「会議で学んだことを持ち帰って、自分の学校の取り組みにいかしてもらいたい」と、各校の取り組みを共有することへの期待感を示した。
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