神奈川フィギュアスケーティングクラブに所属する
鍵山優真さん
神奈川区在住　15歳

メダル目指し練習の日々

　○…昨年12月に行われたフィギュアスケートの「第87回全日本選手権大会」で６位入賞を果たした。中学生で出場できること自体が快挙であるこの大会。宇野昌磨選手などトップスケーターが出場する中、出るからには上位に入りたいと奮闘した。「入賞することができて嬉しかった」と満面の笑みを浮かべる一方で「次出場権を得られたら、さらに上位を狙いたい」とさらなる高みを目指す。

　○…神奈川県出身。元五輪選手であり、現在インストラクターを務める父のそばで幼少期からスケートに親しむ。本格的に練習を始めたのは５歳。そこからほぼ毎日練習に励んでいる。「自分が休んでいるときにも、ライバルたちは成長していると思うと、練習しなきゃという気持ちになる」と負けず嫌いな面を見せる。体を動かすことが大好きで、六角橋中時代は休み時間に友だちとサッカーなどをしていた。クラスの仲間は大会結果を受けて「お疲れ様」「おめでとう」と声をかけていた。「気にかけて声をかけてくれるのが本当に嬉しい」と笑顔を見せる。

　○…１月に行われた全国中学生大会で準優勝を果たした。優勝したのは同い年のライバル。「様々な大会で競い合っていて、中学生最後の大会だったから、僅差で負けて本当に悔しかった」と話す。それでも一歩氷上から出れば友人で、お互いの近況報告や大好きなスマートフォンゲームで交流を図っている。

　○…練習で４回転ジャンプが飛べるようになった。「同年代でも全国上位の何人かはすでに飛べるので、もっと練習して本番できちんと成功できるようにしたい」と今後の課題は明確だ。目標は冬季五輪でメダルを獲得すること。まずは世界選手権でのメダル獲得を目指し、横浜銀行アイスアリーナで練習に励んでいる。