大口・神之木・入江・子安・松見・西寺尾の広範囲を対象に昨年誕生した「大神商店会」が、地域の施設や店舗などの情報をまとめたマップを製作した。小野寺知恵会長は「まちを知ることで新たな発見や地元愛の醸成につながれば」と期待している。
同商店会は昨年8月に誕生したが、コロナ禍で地域住民に発足の周知や情報共有などが十分にできなかったこともあり、同11月からマップ製作の構想を練ってきた。
デザインは会員の意見などを取り入れつつ、令和生まれの商店会らしく時代に合わせたマップにしようとAR(拡張現実)機能を盛り込んだ。スマートフォンなどで表紙の二次元コードから専用サイトにアクセスし、掲載された写真を読み取ると動画が再生される仕組み。関係者らが映った表紙の写真からは会員の紹介動画を見ることができ、BGMには横浜市歌が流れる。
加盟店舗の所在地を記した地図は手描きのイラストを採用し、公園や神社など地域の名所も紹介。小野寺会長は「マップを活用したまち歩きツアーなども実施できれば」と話し、商店会の認知向上に意欲的だ。
今後増刷し、公共施設や駅、学校など多く人の目に触れる場所で閲覧できるよう設置を進める。周辺や商店会の変化に合わせて随時リニューアルも行うという。
新しい時代のまちづくりを
同商店会はコロナ禍で落ち込むまちを元気にしたいとの強い思いから、「新しい時代のまちづくり」をテーマに小野寺会長が発起人となり発足。名称は「大口」と「神之木」の地名に由来し、「神」には神奈川県と神奈川区の意味も込めた。
地域住民に親しみを感じてもらおうと「オオカミタウン」という愛称も付け、昨年10月には「オオカミフェスタ」を実施。三密を避けながら、フリーマーケットや神奈川区のキャラクター「かめ太郎」を探すスタンプラリー、マッサージサービスなどを行った。
今後は愛称にちなんで狼をまちのキャラクターとして活用していく予定で、まちの活動に参加する「オオカミ大使」の任命を恒例行事にするなど、「地域を巻き込んだ取り組みを展開していきたい」(小野寺会長)という。
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