神奈川工業高校水球部の1年生部員8人が所属する全日本ユース(15歳以下)神奈川県選抜が関東予選を勝ち抜き、11年ぶりとなる全国大会に駒を進めた。12月26日、27日に岡山県で行われる大会に向け、主将の斎藤昴泰さんは「一戦一戦決勝のつもりで挑んで、頂点へ上がっていきたい」と日本一を目標に掲げている。
水球はプールに作られたコート内でボールをゴールに投げ入れ、得点を競う球技。1チーム7人で戦い、試合中はプールの底に足を付けずにプレーする。ボールを持つ相手に水面下で体をぶつけるなど、「水中の格闘技」とも呼ばれる激しいスポーツだ。
8人全員が選抜入り
神奈川県選抜は中学1年生から高校1年生の15人で構成され、神奈川工業高校からは1年生8人全員が名を連ねる。チームは大会に向けて10月頃から始動し、他校の選手らとの連携を磨くため毎週末に練習を重ねた。
11月に開催された関東大会では、千葉県との初戦を11対7で勝利。2回戦は前回の関東覇者・埼玉県との一戦となったが、一進一退の攻防の中で相手チームのキーマンを封じ込め、持ち味の堅守速攻で徐々に点差を広げて9対5で金星を挙げ、11年ぶりとなる全国進出を果たした。
全国大会は9ブロックから12チームが出場し、神奈川県は初戦で山口県と対戦する。チームを指揮する竹田純監督は「関東では1番の実力だったと思うが、強みを出せなかった場面もあった。気を引き締めて臨んでいきたい」と話した。
大会は無観客開催のため、試合は「日本水泳連盟」の公式You Tubeチャンネルで生配信される予定。
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