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公開日:2022.03.10

県警警察犬
「ワンチーム」でお手柄
行方不明者、25分で発見

  • 表彰されたジョジョ(右)とアサヒら

 区内で行方不明になった認知症の高齢男性発見に貢献したとして、神奈川警察署は1日、神奈川県警鑑識課の警察犬2頭と同課の警察官2人を表彰した。

 男性を発見したジョジョ(オス)とアサヒ(メス)は、いずれも4歳のジャーマンシェパード。2頭には「ご褒美」としてビーフジャーキーがプレゼントされ、パートナーを務める同課の山村和、井上太科也両警部補には表彰状が贈られた。

 同署によると、2月11日午後5時30分頃、80代の認知症男性が自宅から外出して行方が分からなくなり、同居人が通報。署員が捜索にあたるとともに、「現場からにおいが消えないうちに」と警察犬の派遣を要請した。

 2頭は栄区の訓練所から出動し、7時50分頃に男性の自宅に到着。男性の枕カバーを嗅いでにおいを覚えると捜索に加わり、約25分後にジョジョが自宅から約200メートル離れたアパートの敷地内で男性を発見した。秋本剛署長は「犬だけにまさにワンチームで早期発見してくれた」と2頭の活躍をねぎらった。

 区内では65歳以上の高齢者が行方不明となるケースが増えており、昨年は244人、今年に入ってからは2月末時点で46人を保護したという。同署は「徘徊の恐れがある方には、早期発見のためにも住所や氏名が分かる身分証やGPSを携帯してもらうようにするなど対策してほしい」と呼び掛けている。

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