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神奈川区 社会

公開日:2024.03.14

たんまち犬部
犬を通じて深める地域の絆
地元ドッグサロンが主宰

  • たんまち犬部のメンバー

 反町地域を中心に、飼い犬を通じた地域コミュニティが広まっている。東横フラワー緑道などで活動を行うのが、「たんまち犬部」。松本町で「ルリエドッグサロン」を営む岩月宏志さん・君恵さん夫妻が昨年6月に立ち上げた。

 自らも3頭のシーズーを育てていた経験もあった岩月さん夫妻。愛犬の晩年に、体のケアなどについて学んだ知識などをもとに、2022年末にドッグサロンを開店した。そんななか地域の課題として見えてきたのが、道に捨てられるゴミだ。特にタバコの吸い殻などは、犬が口にしてしまうリスクも高く、散歩時の懸念事項だった。2人だけでは拾える範囲も限られる中、SNSで知ったのが「つるみ犬部」。地域の飼い主で集まり散歩をしながらゴミ拾いをする同部の活動を知り、反町地域でも活動を始めた。

わんわんゴミひろい

 現在は、ルリエの常連客も含めて約20組で活動。月に1回ほど、東横フラワー緑道などで、「わんわんゴミひろい」と称して、散歩と清掃活動を行っている。また活動の前後には、犬のワクチンや散歩時のマナーなどについての勉強会も行っている。3月9日の活動では、緑道を通り平川町公園などを巡りゴミ拾い。お揃いのオリジナルバッグを片手に、植え込みなどに捨てられたプラスチック容器やたばこの吸い殻などを一生懸命に拾った。

 参加者からは「可愛い犬とふれあえて楽しい」「地域で犬好き仲間が増えて頼もしい」といった声が上がる。実際に愛犬が逃げてしまった時に、他メンバーが街で気づいて送り届けてくれたこともあるという。岩月さん夫妻は、「犬と暮らす楽しさや不安を共有できれば。また、犬を通じて地域の交流を深めて、お互いに助け合いながら暮らせるまちづくりを、ここから発信していきたい」と思いを語った。

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