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平塚・大磯・二宮・中井 人物風土記

公開日:2026.03.06

全日本書初め大展覧会で優秀な成績を収めた
清田 裕子さん 雅号 小弓(こゆみ)
平塚市在住 70歳

  • 清田 裕子さん 雅号 小弓(こゆみ) (写真1)

墨の香り次世代へつなぐ

 ○...日本武道館で開催された「第62回全日本書初め大展覧会」で「日本武道館会長賞」を受賞した。総出展数1万2646点の中で、同賞は上から4番目の評価。「10年ほど前から参加しているが、初めて上位の賞をとることができた。伝統的な形を重んじつつも、独自の表現を追求。肩の力を抜いて挑んだことが筆致に自由さを与えたのかもしれない」と喜びを噛み締めた。

 ○...平塚市立富士見小学校出身。小学1年時、絵画で賞を得たことがきっかけで、当時の担任から書道にも触れてみないかと声をかけられた。20代後半で師範になり、その後、様々な資格を取得し着実に研鑽を積んできたが、その過程では悔しい思いも経験した。「11歳から30代まで師事した恩師から『出る杭は打つ』という厳しい言葉をいただいた。それが逆に反骨心に火をつけ、もっと書に力を入れようと思うきっかけになった」と、忘れられない記憶を振り返る。

 ○...40代からは、指導するにあたり、運勢の考え方を取り入れ始めた。「生徒一人ひとり性格が違うので、教え方も変えないといけないと思った」と話す。今では、生徒が書く字を見てその日の心の浮き沈みまで察せられるようになった。「添削を終えた後、生徒が前向きな気持ちになれるような助言を心がけている」

 ○...現在は、ららぽーと湘南平塚内で書道の教室を開き、生徒たちの成長を楽しみに活動している。また、授業の一部は指導方針を共有できる生徒に託すことにした。「日本人は墨の香りで心が落ち着く。多くの人に習慣にしてもらいたい」と書の魅力を語り、「若い人たちが希望を持てる指導をしていきたい」と後世の育成に意欲を燃やしている。

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