神奈川大学陸上競技部駅伝チームは11月3日(日)、全日本大学駅伝に出場する。1月に就任した中野剛監督体制となって初の学生三大駅伝への挑戦。シード権の獲得を目標に、中野監督は「その日にやれる精一杯のレースをやるのみ」と意気込む。
毎年11月第1日曜日に開催される全日本大学駅伝は、出雲駅伝、箱根駅伝とともに学生三大駅伝と呼ばれる。名古屋・熱田神宮-三重・伊勢神宮の8区間、106・8キロのレース。27校(オープン参加含む)で大学日本一を競う。午前8時10分号砲。神大駅伝部は、6月の関東地区選考会を突破し、2大会ぶりの出場となる。
大会の2週間前の10月19日には、東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の予選会が開催された。本大会前までの準備期間での開催となり調整が難しいなか、同日は暑さも厳しく体調を崩すメンバーも出た。中野監督は、「熱中症で全日本への出場を回避せざるを得ない選手もいるので、残り期間は体調回復に時間を使う。その日にやれる精一杯のレースをやるのみ」と意気込みを語る。予選会に4年生として唯一出場し、全日本での出走も見込まれる中西良介選手も、まずはコンディションを戻すための身体のケアに注力し、「チームとしては全力で楽しむことをテーマに。個人は区間10位以内を目指す」と目標を掲げる。
箱根予選も突破
箱根駅伝の予選会では、総合9位となり、10位までに与えられる年始の本大会への出場権を獲得した。全日本予選でも活躍したエース格の選手が脱水症状で離脱するなかチームの総合力が光った。チームトップタイムを記録した酒井健成選手(3年)は「17キロ過ぎで11位だったので、一人でも多く抜かすしかないという気持ちで走った」と振り返る。
新チームを率いて1年目で、全日本・箱根の出場を決めた中野監督。「まだまだ出場するのが精一杯のチームなので好成績とは思わない」と気を引き締めるが、「選手の強くなりたいと思う気持ちを引き出したいし、学生自らが強くなるための行動も増えてきていると感じる」とチームの成長を語る。
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