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神奈川区 社会

公開日:2025.10.09

親電会が地域施設へ寄付
くず線回収し現金化

  • 京浜電設(株)の福島社長(左端)と同所の加山代表(左から3人目)、末廣会長(右から3人目)

 電気会社の組合「親電会」は10月2日、子ども食堂やワークショップなどを開催している松見町の「地域の居場所 てんこもりのわ」へ寄付金10万円を贈呈した。工事で発生するくず線を回収し、その収益金を子ども支援団体へ寄付する取り組み。コロナ禍で活動が停滞していたが、今年から同所を含む市内5施設への寄付を再開した。

 同所は「地域を応援したい」人々が集まり、2016年に近隣家族のサポートから始まった。翌年に神奈川区社会福祉協議会などの支援により「地域の居場所:てんこもりのわ」として開設し、2022年には横浜市の地域活動を支援する制度「ヨコハマまち普請事業」に採択され、改修工事が行われた。

 現在施設を利用している会員は大人と子どもそれぞれ約40人おり、約10人のスタッフが在籍している。

 同会の文化委員会が寄付する施設に同所を推奨した。当日は親電会の会員たちが同所を訪れ、施設内を見学した。

「設備費用に」

 同所の加山勢津子代表は「募金やレンタルスペースの貸出しで費用を集めている中、企業からの寄付は貴重でありがたい。建物の耐震などの施設整備費用などに使わせていただきたい」と感謝の言葉を述べた。

 同所と同じ松見町にある京浜電設(株)の福島佳孝社長は「近隣企業としての縁を大切にし、応援していきたい」と話した。同会の末廣裕美会長は、「地域の企業として、子どもたちの成長に、少しでも協力することができたら」とコメントした。

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