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公開日:2026.05.28
横浜市 ペット同室避難所設置へ 専門学校、愛護センターで
横浜市は災害時、高齢や病気などの特別な事情を抱えるペットと飼い主が同じ部屋で過ごせる「同室避難場所」を、市内で初めて設置することを発表した。学校法人立志舎が運営する横浜動物専門学校=台町=および横浜市動物愛護センター=菅田町=の2施設で、今年度中の受け入れ体制構築を目指す。
市はこれまで、人とペットが避難所へ同行避難する場合は、居住スペースをそれぞれ分けることを基本としてきたが、環境の変化に耐えられないペットへの対応が課題となっていた。今回の同室避難場所の設置は、市が策定した地震防災戦略に基づく体制づくりの一環。
同室避難場所を利用できるのは、高齢や病気により自力での採餌が困難、頻繁な排泄ケアや体位変換が必要、発作のリスクがあるなど、飼い主とともに過ごす必要があるケースが対象となる。飼い主と離れたことによる不安で昼夜を問わず無駄吠えをしてしまい、通常の地域防災拠点(避難所)での避難が困難なケースも含まれる。
利用にあたっては、獣医師の診断書や治療歴などによる客観的な事実確認が必要となる。受け入れ対象となるペットは現時点では犬・猫・小動物が想定されている。利用を希望する場合の具体的な手続き等は、今年度中に公表される予定。
収容規模は、横浜動物専門学校が約60組(飼い主1人とペット1頭のペア)、横浜市動物愛護センターが約15組(最大20組)。それぞれの施設で避難スペースとして活用されるのは、同校のグルーミング実習室やドッグトレーニング実習室(約500平方メートル)、動物愛護センターの飼育体験実習室(約190平方メートル)。室内には2メートル四方のテントが用意され、ペット用ケージと簡易マットレスが配備される。
今年度中に整備
今年4月23日に両者間で協定が締結されており、今年度中に必要な資機材の整備や利用手続き、詳細な飼育ルールの協議を完了させ、早期の発災時受入体制の構築を目指す方針だ。
同校の吉沢和也校長は、「今後は地域の方々が参加できるペットとの避難訓練の開催も予定している。防災意識向上に協力していきたい」と話し、地域と連携した防災活動に意欲を示している。
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