医の技術から女性の美しさを支える聖マリアンナ医科大学発のベンチャー企業ナノエッグ(宮前区菅生・山口葉子代表取締役社長)は先月14日、新商品・女性用薬用育毛剤「ふわり」の発売を発表した。
同商品は、「髪痩せ」「髪のボリューム」「頭皮環境」
などの女性の髪の悩みを解消するため開発された。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の助成を受け、研究・開発を進めてきた。同社は研究の中で、抜け毛やボリュームの減少には頭皮内部の真皮層にあるコラーゲンが大きく関わっていることを発見。コラーゲンが破壊されると脱毛するというメカニズムに気づき、特許を取得。同社独自の浸透技術「ナノキューブ」を使って毛根の奥深くまで有効成分を届け、頭皮環境を整えていく製品コンセプトを決めたという。山口社長は「髪は植物のようなもの。土がしっかりしていなければ植物は育たないことから着想して頭皮環境にアプローチすることが大切と考えた」と話す。
浸透させる方法も特徴的。一般には頭皮に直接振り掛けるタイプが多い中、同商品は髪にもみ込んでいく。有効成分を髪から浸透させ、毛根深部まで届ける。そうすることで浸透ムラなく確実に届けていくという。
なお、初年度の売り上げは2万本を見込んでいる。価格は税込み5940円(150ミリリットル、約1カ月分)。
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