世界サブジュニア(14〜18歳)パワーリフティング大会が8月27日〜9月3日に米国で開かれ、初山在住の藤原志帆さん(14)=国士舘中学校3年=が女子63kg級に日本代表で出場した。
パワーリフティングの大会は14歳以上しか出場資格がないため、藤原さんは日本代表の最年少選手。デビューから2戦目が今年5月に長野県で開かれた全日本大会だった。その大会で世界標準記録を突破し、日本代表の座を手にした。
デビュー3戦目が世界大会。緊張と慣れない海外の生活で体重がベストの状態から4kg減というコンディションで大会に臨み、満足のいく結果が得られなかったという。藤原さんは「自己ベストの更新が目標だったが届かず悔しい。リベンジしたい」と闘志を燃やす。
藤原さんは稗原小学校卒。父親の勧めで幼稚園から空手、小学校3年生からボクシングジムに通う格闘技少女だった。中学校に進学し「体幹トレーニングになれば」と始めたのがパワーリフティング。入部したころは20kgのバーベル(棒)も持ち上げることができなかったという。「最初はユニフォームを着るのが嫌で」と苦笑い。しかし「どんどん重い重量が上げられるのが嬉しくて」と次第に競技の世界にのめりこんだ。
大会に出場できるまでの2年間、こつこつとトレーニングに励み日本代表入りした藤原さん。「目標は高校生になっても日本代表として世界大会に出場し続けること」と抱負を述べる。また、パワーリフティングは五輪の正式種目ではないが、パラリンピックの正式種目のため「このまま競技を続けて東京大会に携わりたい」と目標を語った。
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