宮前区 社会
公開日:2017.10.27
2区の合同パトロール
「継続必要」の声も
梶ヶ谷トンネル
11年前の2006年に区内梶ヶ谷第2架道橋で起きた通り魔殺人事件の容疑者が今月逮捕された。
現場は宮前区と高津区の区境。両区では防犯を強化し、事件を風化させないために、09年から合同パトロールを続けている。
防犯団体を中心に近隣自治会・町内会、PTA、行政、警察など100人を超える関係者らが参加してきた。この取組を開始してから、現場では重大事件は起こっていないという。
パトロールを主催するのは両区の安全安心まちづくり推進協議会。宮前区同協議会の持田和夫会長は「犯人逮捕まで長かったが、本当に良かった。周辺住民も安心したのでは」と話す。
今後の合同パトロールの継続については未定というが、「地域の安全安心のためにも続けていきたい気持ちはある。関係機関と調整して決定するが、犯罪抑止のためにもパトロールは重要」と持田会長は話す。
またトンネル内には「薄暗いトンネルを少しでも明るい雰囲気に」と、区内の中学生らによるアートが施されている。
歳月がたっても、近隣住民らが周辺の清掃活動を実施するなど、事件をきっかけとした安全安心のまちづくりに向けた取組が続けられている。
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