関東大会15回、全国大会は7回出場。ジュニアオリンピックカップ(JOC)神奈川チームを率い全国制覇、全日本チームにも携わった。
自身は法政二高でインターハイだけでなく春高、国体も経験。恩師に出会い足跡をたどり、順天堂大を経て教師に。恩師は亡くなってしまったが交流はずっと続き、全国にいる大学の仲間とは今も助け合う仲だ。
教えてきた全ての中学校で全国へ。最初の赴任校では、素行の悪い教え子もバレーに打ち込み、初の全国行きを学校だけでなく他校も、地域で喜んでくれた。中学を卒業し「初任給でプレゼントをくれた子や、現在中学教師となりバレー部を率いる元教え子もいるんだ」と、うれしそうに話した。
全国に名を轟かせても、「バレーを通して人間観を伝え、心を育てていかないと」と重要視するのは「人間教育が第一」ときっぱり。練習も勉強も、「目標に向かって今何をすべきか引き算で考えさせる」。土日の試合で出来なかったことを週明けに復習。毎日重要視するのは走り込み。「体力もそうだが、苦しい時にこそ頑張れる“強い気持ち”が育ち、自信もできる」。
「50を過ぎて、教えるのがなお面白い」。今夏は昨年に続き全国決勝リーグへと部を導き、JOCには3人が選出された。教え子には「努力してるから勝つんだ」と言葉をかける。努力している子どもたちに「結果を与えてあげたい」。県12連覇へ向けて、教え子のプレーを見て涙する熱血教師の “心の指導”に、より一層熱が入る。
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