宮前区内初のこども食堂として有馬・野川生涯学習支援施設アリーノ(東有馬4の6の1)で2017年にスタートした「アリーノこども食堂」。11月から対象が拡大され、高齢者も利用が可能となった。
「こども食堂」は1人で食事をとることが多い子どもや共働き世帯などを対象にバランスの取れたあたたかい食事を無償または安価で提供する仕組み。孤食防止などを目的に、全国的に広がりを見せている。
経済的な課題を抱える家庭の子ども支援という目的で設置されるこども食堂も多いが、同施設では子どもの居場所づくりや地域住民同士の交流の場の提供などを目的に立ち上げられた。
月2回の開催日には多くの子どもたちが訪れ、地元農家から提供された野菜などを使って作られるメニューは毎回好評だという。
多世代交流目指し「地域食堂」へ
アリーノこども食堂はこれまで、基本的に子どもや保護者を対象として実施してきた。地域での多世代交流を促していこうと今回、利用対象者を高齢者まで広げた。
同施設の境高幸館長は「一人暮らしのお年寄りも多い。子どもたちと同じ空間で食事をすることが外出や会話のきっかけになり日々の活力にもつながるのでは」と話す。11月に2回実施しており、今後は課題などを改善しながら来年から本格始動を目指す。
開催は第2、第4木曜で定員50人。午後5時30分から8時。子ども200円、大人300円。事前予約制。次回は12月12日と26日に開かれる。
こども食堂の運営はボランティアによって支えられている。同施設では料理の盛り付けや配膳、洗い物などを担当するボランティアも募集中。対象は18歳以上で午後5時から8時の間で1時間以上活動できる人。問合せは【電話】044・853・3737へ。
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