川崎市が進めていた犬蔵小学校バス停上の陸橋=写真=架設工事が完了し、9月14日(月)午前9時に開通する。
新しい橋は橋長26・5m、有効幅員3m、地上高10mで車両は通行できない人のみが通れる人道橋。南平台10番地と犬蔵1丁目6番地先をつなぐ。
これまでは両たもとを移動すると、大回りして急な坂道を約1Kmほど歩く必要があった。架設されたことにより大幅に利便性が向上する。新たな避難路による防災機能の向上、既存バス停へのアクセス性の向上も図られる。地域住民からは「犬蔵小へ遠回りせず安全に登校できるようになる。また菅生方面から徒歩で区役所へ行くにはかなり近道になる」と喜びの声があがっている。
昭和初期の道路整備時に宮前地区と向丘地区は分断されていたが、地元自治会からの要望などもあり、2017年度から整備が進められてきた。
新しい橋の名称は「ふるさと南平橋」。地元9自治会の協力を得て決定した。心と心がつながる「ふるさと」をイメージしているという。当初は開通式も検討されていたが、新型コロナウイルスの影響により行わない。
バリアフリー化にあたっては、市の定める基準に沿ってスロープを設置すると橋長500m超となってしまうため現実的ではなく、エレベーターの設置も大規模な土地買収が必要となるため断念した。
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