宮前区版 掲載号:2022年6月17日号 エリアトップへ

福祉作業所「はたけベーカリー」をオープンさせた 野口 豪さん 有馬在勤 35歳

掲載号:2022年6月17日号

  • LINE
  • hatena

農業の可能性、求め続け

 ○…先月オープンした有馬の作業所では、認知症の高齢者らが栽培した野菜や手作りパンを、障害者である利用者が販売する姿があった。場所は自宅のある世田谷区と大和市に借りた農園の中間地点を選んだ。「将来的には児童の発達支援の事業にも取り組みたい。保育室だったというこの場所で、地域に開かれた農業と福祉の拠点を目指していく」

 ○…東京都出身。興味がある事には、まい進するタイプ。映画に感化され、高校1年のときにシンクロナイズドスイミングと呼ばれていた水泳競技を始めた。大学時代は介護のアルバイトをしつつ、カンボジアの地雷撤去活動にも取り組んだ。「現地に行くと自分の無力さを痛感した。『できることをやればよい』という当事者の言葉に救われた」と振り返る。

 ○…循環型社会を学ぼうと訪れた三浦半島での農業体験が、人生の転機。師匠と仰ぐ農家との何気ない会話の中から、多くの気づきを得た。「農業の可能性を追求したい」という思いから、外資系企業の内定を断り、農業の道へ。大学卒業後、障害者らが農業分野で社会参画を実現していく「農福連携」を学んだ。いきいきと農業に取り組む障害者の姿に「自分の選択はまちがっていなかった」と安堵。国内外を渡り歩き、昨年11月に大和市で農園をスタートさせた。

 ○…2児の父。仕事と子育てで多忙を極める。「好きなことをやっているので苦にならないが、一緒に取り組める同志が欲しい」と吐露。宮前区内にも農園を設け、地域に密着した運営を目指す方針だ。障害者が障害のない人々と普通に生活できる社会を目指す『ノーマライゼーション』。「意識しないで理念を実現できらたいいな」と展望を語った。

市民後見人になりませんか

8月2日午後2時~川崎市産業振興会館 8月6日午後2時~川崎市総合自治会館

http://www.csw-kawasaki.or.jp/contents/hp0110/index00790000.html

<PR>

宮前区版の人物風土記最新6

小柴 英一さん

川崎市食品衛生協会の会長に、6月20日付けで就任した

小柴 英一さん

幸区在住 82歳

7月1日号

松本 正さん

長崎被爆体験の語り部として活動する

松本 正さん

鷺沼在住 91歳

7月1日号

森山 博之さん

向丘地区青少年指導員会会長を務める

森山 博之さん

南平台在住 64歳

6月24日号

野口 豪さん

福祉作業所「はたけベーカリー」をオープンさせた

野口 豪さん

有馬在勤 35歳

6月17日号

鮫島 隆さん

宮前交通安全協会の会長に5月27日付けで就任した

鮫島 隆さん

土橋在住 62歳

6月10日号

清水 佐江子さん

東高根森林公園の統括責任者に就任した

清水 佐江子さん

神木本町在勤 54歳

6月3日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月1日0:00更新

  • 6月24日0:00更新

  • 6月10日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2022年7月1日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook