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宮前区 人物風土記

公開日:2026.01.01

アルジェリアで開催された装飾画の国際コンペで日本人初の1位となった
河内 美佐樹さん
宮前平在住 59歳

  • 河内 美佐樹さん (写真1)

中東に魅せられて

 ○…SNSでの作品投稿が主催者の目に留まり、昨年のコンペに主賓として参加。期間中は、講演会やワークショップを通じて世界中の芸術家たちと数々の思い出を共有した。「もう一度会いたい」という一心で今年の出場を決めた。「平和」というテーマは、現地でガザの現状などを聞くうちに自然と決まった。「自分(日本人)らしさを出そうと、日本画の絵の具を使用し、ぼかしの技法を取り入れた」

 ○…富山県生まれ。絵が好きで高校では美術部の部長を務めた。学園祭の際、部員たちと夕陽を追うラグビー部を描いた大看板が今でも記憶に残る。上智大に進学し、中東文化を研究するうちに「流れるような美しさに魅了された」。中東発祥の優雅でエキゾチックな踊り「ベリーダンス」は学生時代に始め、結婚を機に夫の留学先のアメリカで本格的に学んだ。

 ○…32歳で宮前区へ越してきたのは「並木道が素敵で緑豊かなこと」が決め手となった。3人の子育てが落ち着いた40歳の頃にベリーダンスの教室を立ち上げ、現在は高津スポーツセンターでも講座を受け持つ。創作活動は、中東のボディアート・ヘナへアートへの興味が高じて10年前に仏画、そしてコロナ禍にイスラム装飾画と細密画を学んだことがきっかけ。「急速に発展したオンライン講座のおかげ」と振り返る。

 ○…鳥の世話が生きがい。飼っていたインコが亡くなったのを機に、作品のなかに鳥を描き続けている。「毎日読み聞かせをしていたら、昔話を話せるようになった子がいたのよ」。受賞作は金曜礼拝のモスクをモチーフに、ハトとオリーブを描きあげた。「芸術にゴールはない。自分らしさを作品に投影させ、多くの人に見てもらいたい」と夢を語った。

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