区内各地にプランターなどを設置し、区の花・コスモスに対する愛着を高めようと、「宮前こすもすプロジェクト」コンソーシアム(事業連合)が、9月14日のコスモスの日をピークとする企画をスタートさせた。情報発信に若者を起用することで地域の担い手の育成も見据える。
同プロジェクトは、交流スペース「さくら坂スタジオ」と市民活動団体「宮前ガーデニング倶楽部」で構成される事業連合が実施する。両者は宮崎台で行われるさくら祭りを通じて親交があり、3月にコンソーシアムを設立して「宮前区市民提案型総合情報発信事業」に応募、5月に選定された。事業連合の代表・奥津茂樹さんは「春は宮前区の木(サクラ)のイベントがあるので、秋は区の花・コスモスを通じた企画にしようと考えた」ときっかけを話す。
同事業連合は5月の大型連休中にプレ企画「種まき祭り」を実施した。奥津さんらはコスモスの種と「100円クーポン券」が入った100通の封筒を同スタジオ前で配布。同時に区の花について質問したところ、9割の人が「知らない」と答えたという。
今後は9月を「こすもす月間」と定め、区内をコスモスの花でいっぱいにする計画。公共施設だけでなく、小中学校や商店街などに呼びかけ、協力者に種や苗を届ける。10月1日には「宮前こすもす祭り」を開催し、同倶楽部の拠点・宮崎コミュニティガーデンに特設ステージを設け、コスモスを愛でながら音楽やダンス、カフェも行う。
メディアを使った周知にも取り組む。7月には「宮前こすもす通信」を区内の小中学校などに配布し、プロジェクトへの参加を促す。9月にはコスモスの名所などを取り上げたマップを作成し、スタンプラリーも企画している。
担い手の育成も
「花と担い手。『種まき』には2つの意味が込められている」と奥津さん。こすもす祭りに合わせたミニFM放送やSNSを使用した情報発信には、さくら祭りの運営に携わる「C-FM」や青少年の家のボランティア、区内の中学校の放送部員などの若者たちも参加する。「コスモスに対する愛着の醸成だけでなく、地域の担い手の育成を進めていきたい」と思いを語った。
|
<PR>
宮前区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>