宮前区 スポーツ
公開日：2023.09.15
還暦超えて指導20年超
神木在住・伊臣（いとみ）久子さん(83)
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笑顔を見せる伊臣さん
公園内に、底抜けに明るくはきはきとした声が通る。「水分補給する。無理はしない。人とは比べない。この３点を守って楽しくやっていきましょう」。ヘルスパートナーみやまえ（運動普及推進員）の伊臣久子さんだ。健康づくりや介護予防の一環として行われている公園体操や町内会・自治会の講習会で、ラジオ体操や宮前区オリジナルの「メロコス体操」を指導している。
定年後、小さな募集告知が目に止まり、区の講座に参加。自身の健康について知ることが目的だったが、講座がきっかけでヘルスパートナーに。その後、全国でラジオ体操の普及活動ができる、１級指導士の資格を神奈川県で３番目に取得。「資格を取ってからがスタートライン。60歳から勉強を重ねた」。同じヘルスパートナーと話し合いながら、いくつもの公園体操の立ち上げにも関わってきた。指導歴は21年目となった。
お呼びがかかれば、区内外どこへでも駆けつけ体操を教える。仲間からも頼りにされる存在だ。参加者から「楽しかった。また来てください」と言われるのが一番うれしい瞬間。体操を教えることは「自分も元気でいられるし、若くいられる」と自身の健康づくりにも影響する。「とにかく無理はしない。それでいて楽しく体を動かして、関わるみなさんの健康寿命を延ばしたい」
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